アーティストの役割の一つは、「疑問」を表明しにくい人々に代わって、「疑問」を、あるいは「気づき」を、社会に屹立させる事ではないかと感じている。
美術作家は、まだ言語化されていない現象、即ち世界からまだ言語による分節を受けていない未分化のままのモノゴトを、視覚化によって切り分ける事が出来る筈だ。
それは「気づき」であり、「気づき」はその先に「疑問」を生む。「何故これまでそれが未分化だったのか?」という「疑問」だ。
私はそのような「疑問」を元に作品を作っている。
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高校卒業後、スキーパトロール、ライフガード、自転車便メッセンジャーなどの職を経て、1999年に東京藝術大学 先端芸術表現科へ一期生として入学。
- 2019年
- スパイラル SICF20
- 2020年
- 公募展 UNKNOWN ASIA 2020 審査員賞受賞
- 2021年
- 神奈川県美術展 県議会議長賞受賞
- 2021年
- スパイラル SICF22
- 2022年
- 岡本太郎現代芸術賞展 岡本敏子賞受賞 オーディエンス賞受賞
在学中よりNHKの子供番組の放送作家として映像関係の仕事に携わる。
その後、雑誌編集者、テレビ局ディレクターを経て、2018年より作品発表、公募展への出展を始める。