江藤玲奈 | Reina Eto


「物語のシリーズ」
古来より、神話を始めとした多くの「物語」は、描き手にイマジネーションや創作意欲を与えてきました。そこに共通することは「物語」が先にあって「描く行為」があとにあるということです。
このことを踏まえた上で私は「物語」による「描く行為」ではなく、「物語」と「描く行為」を同一の地平に並べることができないだろうかと考えました。墨を画面にランダムに落として無数の点を作り、そしてそれらの点を眺め、まるで自分で星座を描くように、そこに見えた生き物やそこで連想される生き物をイメージします。そして、物語を作りながら、登場してくるモチーフを増やしていき、「物語」と「描く行為」を行き来しながら完成させます。そうすることによってより両者の親和性を高められないか、ということを探ろうとしたのが本シリーズになります。

1989年
富山県生まれ
2011年
富山大学芸術文化学部造形芸術コース 卒業
2013年
富山大学大学院芸術文化学研究科修士課程 修了
2016年
「新進芸術家選抜展FSUSS2016」O美術館
2017年
「江藤玲奈展 回遊す光-命の輝きー」ガレリア青猫にて個展
2018年
「コレクター推薦作家展シリーズVol.2 関一彦・推薦作家」東京九段耀画廊
2019年
「REINA ETO&SARA WATANABE」コートヤードHIROO
2020年
「asterism」帝国ホテルプラザMEDELGALLERYSHUにて個展
「江藤玲奈展-Dot to Dot-」ギャラリー・フェイストゥフェイスにて個展
「麟躍会」柳井画廊
「C-DEPOT selection」パークホテル東京34階Corridor Gallery
「あゆのかぜいたしくあゆはしる-見えないものに触れるとき-」アートハウスおやべ

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